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スタツアを終えて

「ラオスにまた来たい。いや、また来る!」 という気持ちが、私には強くあります。 2016年夏、スタディーツアー9thで多くの人に出会いました。 まず、ノンテノイ村の人たち。 小学校の開校式があり、いつも学校では顔をみない村のおじいさん、おばあさん、子どもたちの保護者が私たちを歓迎してくださいました。 通訳さんを通さなければ言葉は互いに通じないため、何を言っているのか分からないけれど 私の目をずっと見て、気持ちを伝えてくれるおばあさん。 そのとき先輩方をはじめ、現役の私たちが築いてきた関係性が深い、ということを実感しました。 また、日本人でない、言葉も文化も異なる国の人から、あんなに気持ちをこめて何か言われるのは初めてでした。 何事も言葉が通じないから伝えることを諦めるのではなく、 伝えたいことがあるなら、相手の言語を話せなくても、目を見て話す。 そうすれば相手に「伝わる」ということを、そのおばあさんから教わった気がします。

次に、カブー村の人たち。 支援先として決定してから、初めての訪問で、私たちもドキドキしていたけれど、 きっと彼らも同じような気持ちだったのではないでしょうか。 村の人たちのことをたくさん知りたい! と思い、精一杯、話しました。 けれど、あの3日間だけでは、まだまだ聞きたいことがたくさん残っています。 手をとりあって踊ったり、「セープラーイ(おいしい)」と言いながらご飯を食べたり、村人と近い距離で話したり、もっともっと同じ時間と過ごしたいと思っています。

そして、現地の大学生たち。 ラオスの2大学でインコネ支部を立ち上げ、一緒に活動していくことになった彼らと、これからの活動に胸を膨らませました。 交流中、私たちの活動を紹介するために行ったプレゼンを必死に聞いてくれたり、 早く活動しよう!と様々な質問をしてきてくれる、彼らの反応は私たちの予想を上回るもので、とても嬉しいばかりです。 インコネの活動がラオスの人にも受け入れられ、 一緒に活動しようと意気込んでくれている姿から、私たちの活動が日本だけでなく彼らにも通じたこと、そしてそれがラオスの国にとって大きな一歩となること。

知識と経験も、完璧に備えたわけではないこの学生に、国際協力なんて言葉は当てはまるのだろうか。 一体、自分たちは、村人たちのために何ができるのだろう。 と、自問自答するときがあります。 しかし、私たちにもできることがあるんだ!ということを、再認識しました。もちろん、ご協力してくださった大人の方々に感謝しています。

何故こんなにも、またラオスに行きたいと思えるのか、 それは会いたい人や 次にラオスを訪れるまでの半年間の活動を伝えたい、と思う人が増えたからなのかなと、 今ひしひしと感じています。

2017年春、「サバイディー」と 胸張って彼らに会えますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。10月16日より、4期がスタートしました。今後とも、学生団体Infinite Connectionをよろしくお願いいたします。

甲南女子大学看護学科2年生 4期代表 向谷萌音


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