学生団体
ProjectS
絵本プロジェクト
~絵本で広がる可能性、ラオスの子どもたちにも~
スタディーツアー11thでは、私たちの目標の1つである絵本の貸し出し制度の実施に向けて、貸し出しごっこを行いました!
そもそも絵本を含め教科書以外の本がなかったノンテノイ村。
皆様のご協力のおかげで、180冊あまりを届けることができました。しかし、すべてが学校にあるため子どもたちが自由に本を読むことのできる時間は限られています。
それに、家に持ち帰ることでより多くの本に触れられるだけではなくて、親や姉、兄に読んでもらうことで家族との時間ができるこもしれない。もしかしたら親が文字が分からなかったとしても、一緒に楽しむことで保護者の皆さんも改めて学ぶ機会になるかもしれない。
そんな期待を込めた貸し出し制度。
でも、実際にやってみるととても難しくて、メンバーがフォローにはいりましたが、
本を選ぶ、借りる、読む、返す
この流れを上手にできた子は数人でした。本が目の前にあると思わず読んでしまう。そっちに集中してしまう。
貸し出し制度の浸透のためには、まだまだ時間が必要ということも、やり方に改善できる点があることが分かりました!
図書小屋の建設も始まっており、もしかしたら来年の春にノンテノイ村を訪問したときには完成しているかもしれません!
これから半年間、貸し出し制度の見直しも含め村のニーズに合っているものは何か。魅力的な図書スペースの実現のためには何が必要か。
もう一度考え直したいと思います。共に創るために。
2017.10.05
絵本プロジェクトチーム 川原ほのか
■絵本プロジェクトの成り立ち
出版年鑑によると2013年、日本では約5,000冊出版されたのに対し、
エファジャパンによると、ラオスで1年間に出版される絵本の数は300~500冊と、
子どもの数に対して圧倒的に少ないという現状があります。
また、ラオスにある(教科書がない学校もありますが)教科書は色が使われているものが少なく、
日本とは違い、学校には学校図書がありません。
以上の理由に加え、
絵だけでも内容がつかみやすく、かつ多くの色が使われている絵本を寄付することで、
子どもたちの創造力、想像力の更なる向上に繋げるために、このような活動を行なっております。
2015年にはクラウドファンディング行い、2015年9月4日に目標金額 15万円のところ、
皆さまのご協力のおかげで18万5千円のご寄付を募ることができました。
これらの皆様からのご寄付で2016年3月支援先であるラオス、ノンテノイ村へ訪問した際、
絵本100冊を届けさせていただきました。
ご協力いただいた皆様、ほんとうに有難うございました。
また、私たちはご家庭でご不要になりました絵本を皆さまから集めております。
寄付してくださった絵本はラオス語に訳し、現地の子どもたちへ送ります。
興味を持たれた方、また詳細をお知りになりたい方は こちら までお問い合わせください。
翻訳の対象となる絵本は限られておりますので、対象の絵本をお知りになりたい方は、お手数ですが一度ご連絡ください。
クラウドファンディング:不特定多数の人が通常インターネット経由で他の人々や組織に財源の提供や協力などを行うことを指す、群衆(crowd)と資金調達(funding)を組み合わせた造語である。 ソーシャルファンディングとも呼ばれる。