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目の前の人を大切に

私にとって二度目のラオス。

今回のスタディーツアーでは、ノンテノイ村と新規支援先のカブー村を訪れましたが、感じたことはどちらも同じです。

どれだけ言葉が通じなくても、一緒に楽しんだり、踊ったり、別れを惜しんで悲しんだり、言葉では表せない何かでつながっていられるということ。

同じ気持ちで同じ時間を過ごすことができるということ。

そしてその時間を共に過ごすことによって、私たちの関係性は、少しずつ、少しずつ、でも確実に、近く、深く、なっていくということ。

今回、ノンテノイ村では新規小学校の開校式が行われました。

一年半前ノンテノイ村を訪れたとき、私はヒアリングをしていました。 ヒアリングの途中、先生から 「小学校建設が終わったらもうノンテノイ村には来ないの?それはさみしい」 と、悲しそうに言ってくれたときのことを思い出しました。

私はそのとき、先生たちもインコネのことをとても大切に思ってくれているのだ、と嬉しく感じました。

しかし今回の開校式で新たに気づいたことがあります。

新しいピカピカの小学校の完成を、村人たちと私たちで一緒に祝って喜んで、歌って踊ってお互いに笑いあって、

共に時間を過ごすことで、村人たちと私たちが、お互いにお互いのことを大切に思えるようになっていくということです。

ノンテノイ村の子どもたち、そしてカブー村の子どもたちが、一人一人の輝いた夢をいつか叶えられる日がくるように、

インコネはこれからも関わる人の問題に徹底的に向き合い、共に創りあげていきます。

"大きな問題を解決しようと思っても、目の前の人も大切にできないようじゃ解決できるわけない"

ある人に言われた言葉なのですが、とても当たり前だけど難しいことだと思いませんか?

私はこの言葉を常に心のなかに置いています。

どんなに大きな夢をもっていたとしても、常に目の前の人を大切に、

どんな小さな悩みだとしても、それに徹底的に向き合う姿勢をもって。

関西大学経済学部3回生 スタディーツアー部 鈴木来実


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