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彼らが好きだ

彼らが好きだ。

僕にとって二回目のラオス。

初めて行った時は、言葉も全く分からない、現地の人との接し方も分からない、分からないことだらけのラオスだった。

今回も言葉はほとんど分からないままだったけど、現地の人と沢山関わり、人の温かみ、ラオスを肌で感じ、単純に心からよりラオスを好きになることか出来たスタツアだった。

そして、インコネが支援する2つの村、ノンテノイ村とカブー村。

ノンテノイ村では小学校の開校式が行われ、カブー村では私達を歓迎する式が行われ、多くの村人、子供達が集まってた。

どちらの式も、お互いにとって嬉しいこと、楽しい事。

村人と共にご飯を食べ、踊り、歌い、同じ時間を、楽しいという空間を過ごした。

拙いラオス語で、自分が伝えたい言葉を伝える事が出来なくて悔しく思う時もあった。

でも、やっぱり、国や文化、言葉が違っていても、僕達は同じ人間。

やっぱり感情って共有できるものなんだなって。

嬉しい、悲しい、楽しい、そーゆう感情って全世界共通なんだなって。

一緒に笑って、一緒に泣いて。

そうする事で、言葉が通じてなくてもどこか通じるモノが確実にあった。

そして、この時間、この空間を共にして改めて感じたのは、【あなた達が好きだ】って事。

ボランティアって、偽善じゃないの?って思う人も沢山いるでしょう。

確かにそうかも知れない。

自分達が行動することによってより良くなる世界は本当に小さいものかも知れない。

相手の為になっているかも分からない時があるかも知れない。

それでも、好きな人達のために頑張るって、彼らの為を想うことって当たり前の事だし、それが周りにどう思われていても、決して偽善なんかじゃない。

だって、母さん、父さんは我が子の為に汗水垂らして働いているし、恋人の為に頑張って喜ぶ事をしてあげるし、友達が困ってたら全力で力になってあげる。

これって別に普通のことですよね。

僕は、インコネに入って、ラオスに好きな人達が沢山出来て、単純に彼らの笑顔の為に、彼らが喜んでくれるために、これまでこの活動を続けてきました。

そして、今回のスタツアでまた沢山の好きな人達が出来ました。

これからもインコネはノンテノイ村、カブー村に支援を続けていきます。

そして、どんだけ時間が経っても、インコネが彼らの村に訪問した時、お互いが笑顔になり、お互いが同じ時間を共有し、この関係はこの先も続いていくでしょう。

支援してるんじゃない。

ボランティアじゃないかも知れない。

単純に好きになった人達の為に、彼らの笑顔のために、自分は日本で頑張ってるんだなって感じました。

あの村人が、あの子供達が、笑顔になれる未来を共に創っていきたい。

その為にこの先もインコネは止まることなく走り続けていく。

関西大学 3回生 営業部

河野 李央


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