「この村に、なにをしにきたの?」
- Infinite Connection
- 2016年9月19日
- 読了時間: 3分
『この村に、この人たちは何をしに来たのだろう?と思ったよ』
村を去る日、新規支援先カブー村で村の村長の口からポロっとこぼれた言葉。
半年前の3月、新規支援先を決定するため カブー村を含めてた4村を訪問し視察を行いました。
自分たちの目で見て、感じ、村人と話し、子どもと触れ合い、 カブー村なら、これから一緒にこの未来を「共に創る」ことができるだろう。
メンバーで話し合いを重ね、カブー村への支援をスタートさせることとなりました。
そしてパートナーと正式に決まってからの初めての顔合わせとなった今回のスタディーツアー。
1日目、2日目と同じ時間を共有するごとに メンバーと村人、子どもたちとの心の距離が少しずつ、でも確実に近ずいていっているのだと、思っていました。
そんな2日間を経て3日目の最終日、村長へのヒアリングを行い、この村の歴史や子どもたちの進学状況、健康状態についてお話しを伺っていました。
最後に、『何か私たちに聞きたいことや疑問等ありませんか?』と尋ねると、
『この村にきた目的はなに?』
そう尋ねられました。
そうか、そりゃそうか。
私たちはみんなカブー村に来てこれからなにをどんな風にこの村と創り上げていきたいのか理解してるし、伝えてきた”つもり”ではいたけど きちんと伝えないと、もちろん伝わらないよね。
時間をかけて、しっかりと想いを伝えて話さないと分からないことだってある。
3年生までの校舎しかないカブー村に、5年生まで全学年が通える小学校を建てる中で そこに付随するインフラ面や医療面での村の抱える問題への解決策もそこに生きる人たちと「一緒に」考えて、活動していきたい。
学校だけを建てに来たのではありません。 この村をよくするためのお手伝いをしに来たんです。 だってここで学び、生きるのは私たちではなく、カブー村のみなさんだから。
そんな想いを村長さんにぶつけました。
すると
『半年前きた時は、この村に、この人たちは何をしに来たのだろう?と思ったよ。
でも、今は違う。協力してこれから一緒に活動していきたい。どうもありがとう。』
そんな言葉をかけてくれました。
同じ日本人でも、言葉が同じでも、一緒に住んでいる家族でさえも分かり合えないことだってある。
日本の大学生の私たちと、ラオス中部に住む少数民族のカブー村の人たち。
言葉も文化も宗教も、これまで生きてきた環境、背景だって違う。
たった数日一緒に過ごしただけで分かり合えるほど簡単じゃない。
でも
同じ「嬉しい」「美味しい」「楽しい」「悲しい」といった感情を共有すること。
言葉にして、向かい合って顔を見て、強く想う気持ちを伝えること。
それだけで少し、前に進めることだってあるってこと。
これからもきっと、 今の私たちには想像もできないような壁にぶつかるだろう。
でもその度に立ち止まってでも 必ず分かり合えるってことを信じて向き合って
彼らと一緒にこのカブー村の未来を創っていきたい。
いつか小学校を背景に この初めましての出来事を思い返して、少し大きくなった子どもたちと、村人とインコネみんなの顔に 笑顔があふれていますように。

関西学院大学 国際学部3年 新美萌々香