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【ラオス人から○○を取り上げると大変なことになります。】

  • 執筆者の写真: Infinite Connection
    Infinite Connection
  • 2016年5月17日
  • 読了時間: 3分

東南アジア最後の秘境、「ラオス」。

そんなラオス人にとって、

アルコールといったら一も二もなくビアラオです。

一時の国内シェアはなんと99%!

最近ではややシェアを落としたようですが、

それでもゆうに90%は超えています。

お店で注文するときも「とりあえずビール」というような言い方はせず、「ビアラオ1本!」といった具合。ラオス語でビールはビアラオというのかと思ってしまうほど(笑)

夕飯時、ラオスの家庭ではこのビアラオがズラリと食卓を飾ります。

グラスに氷を入れてビアラオを注ぐのがラオス流。

アルコール度数は5.0~6.5%と少し高め。

熱帯地方で温度も湿度も高く、

一緒にいただく料理がタイ料理のように濃厚でスパイスも効いているということで、

のど越し重視、氷で少し薄くなったくらいのお味がよいのです。

ビールは日本人好みのラガータイプ。

スッキリしているけれどコクがあるしっかりとしたお味です。

ビールが氷に接するとシュワシュワ泡が立って泡だらけになるのですが、その泡もおいしいのがビアラオの特長です。

これで大瓶が100円少々。「ビアラオがあれば他のビールなんて必要ない」というラオス人の気持ちもわかる気がします。

ラオスで飲み会ともなればこのビアラオのケースが山のように積み上がります。

ラオスにはどぶろく=ラオサトーや、焼酎=ラオラーオといったお酒もあるにはあるのですが、ラオス人が飲んでいるところを見かけることはあまりありません。

いつまでたってもビアラオで、そのためにあえてスッキリと仕上げているのかもしれません。

「もっとコクがほしい」という方はビアラオ・ゴールドをお試しください。ズシンとした重みのあるビールで、こちらのビールの場合、氷を入れるのはもったいないかもしれません。個人的に好きなのがビアラオ・ダーク。ローストした麦芽を使った黒ビールです。

東南アジアを旅する旅行者の間で、一時ビアラオは「東南アジア一おいしいビール」と評判になりました。ビアラオTシャツがブームになり、これを来た若者をアジアのあちらこちらで見かけたものです。それにしてもなぜこんな片田舎においしいビールが誕生したのでしょう?

ラオスは長い間フランスの植民地で、いまでもフランスの影響が随所に見られるわけですが、ビアラオも1973年にフランス資本で創立しました。しかし翌々年の1975年、共産主義国家として独立すると工場は国によって接収されて国営工場となり、ラオス唯一のビール工場として営業を続けます。

ラオスやベトナムでは宗主国がもたらしたフランスパンがおいしいのですが、同じように当初からビアラオの味は高く評価されていました。その後生産システムをビールの本場ドイツから導入し、デンマークのビール会社であるカールスバーグの出資を受けて、洗練されたビールの生産を実現したのです。

そうはいってもフランスやドイツ、デンマークのラガービールとも少し異なる風味を感じます。この味の秘密がお米。ラオスの主食はお米なのですが、もち米(カオ・ニャオ)からうるち米(カオ・チャオ)まで、さまざまなお米が食されています。この米が、ビールの味の決め手となっているようです。

ビアラオは国を代表するビールであるのはもちろん、その味において唯一無二であり、人々が愛するお米も深く関係しているという意味で、ラオス人の誇りとなっているわけなのです。

そんなビアラオを日本でも

みなさん、飲みたくなってきましたよね??(笑)

「ラオスに行かなきゃ飲めないのかなー」

なんて方へ!

東南アジア料理を扱うレストランや、

東京の代々木公園で開催される「ラオスフェスティバル」などで

日本にいたってビアラオをお試しいただけますよー󾠔

ぜひご賞味あれ^ ^


 
 
 

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